本記事はパナソニック製エコキュートでエラーコードH87が発生し、何をどうすれば良いのか悩む”あなた”が業者のカモにされないことを目的に執筆した記事となります。エコキュートの修理・販売業者には過剰ともいえる価格設定で請求をしてくる業者も少なくありません。正確な原因と対処方法、そして平均的な費用相場を把握することは、悪質な業者から自分で自分の身を守る一つの武器となります。どのサイトよりも分かり易く・シンプルに情報を纏めているのでご参考いただけますと幸いです。
パナソニック(panasonic)製エコキュートで発生するエラーコードH87のスベテ
エラーコードH87の症状は?
- 給湯混合弁の温度に異常がみられます。
エラーコードH87の原因と対処方法は?
- シリーズにより原因と対象方法が変わるので注意が必要です。
KB,FB,WB,KCシリーズの原因は?
(1)単独給湯時、混合弁が湯側全開位置で、給湯サーミスターが残湯サーミスター0温度より20℃以上低い状態が30秒以上続いた(2回)
(2)-1水側全開位置で給湯温度が60℃以上の状態が30秒以上続いた
(2)-2水設定以外で、給湯温度が設定温度+10℃以上の状態が30秒以上続いた
(3)-1給湯サーミスター温度が給湯サブサーミスター温度より8℃以上高い状態が10秒続いた
(3)-2給湯サブサーミスター温度が給湯サーミスター温度より8℃以上高い状態が10秒続いた
KB,FB,WB,KCシリーズの対処方法は?
(1)湯側逆止弁確認、給湯混合弁交換
(2)-1給水配管の凍結確認、凍結防止
(2)-2給水元栓を「開」にする
(2)-3断水の確認、断水復帰後再操作
(2)-4水側逆止弁確認、給湯混合弁交換
(3)給湯サーミスター、給湯サブサーミスター(給湯混合弁ブロック)交換
(4)ソーラシステムと接続確認、補修エラー内容給湯混合弁温度異常
KAシリーズの原因は?
(1)単独給湯時、混合弁が湯側全開位置で、給湯サーミスターが残湯サーミスター0温度より13℃以上低い状態が30秒以上続いた(2回)
(2)-1水側全開位置で給湯温度が60℃以上の状態が30秒以上続いた
(2)-2水設定以外で、給湯温度が設定温度+10℃以上の状態が30秒以上続いた
処置方法
KAシリーズの対処方法は?
(1)給湯サーミスター交換
(2)混合弁の逆止弁の固着確認と給湯混合弁の交換
(3)ソーラシステムと接続確認、補修
見ていただくとわかりますが、エラーコードH87の対処は専門業者でないと難しく、電気配線や高温の箇所もある為、安易に触るのは危険です。
エコキュート設置から8年以内の場合・・・
”あなた”のエコキュートが、メーカーまたは購入店の延長保証などに加入していて、まだ保証期間内であれば無償による修理・交換対応がサポートセンターで受けることができます。まずは慌てず、サポートセンターに連絡しましょう!以下はメーカーの問い合わせ先です。
パナソニックエコソリューションズテクノサービス(株)
電話番号:0120-872-150
受付時間:月~土 / 9:00~19:00
日・祝・年末年始 / 9:00~18:00
年中無休
http://panasonic.co.jp/es/pests/inquiry/index.htm
エコキュート設置から設置10年以上の場合・・・
エコキュートの寿命は10年前後と言われ、10年以上の延長保証も存在しません。この時点で有償での修理、もしくは買い替えを検討する必要がありますが、修理後のトラブル再発の可能性を考えると、買い替え一択というのが私の意見です。
検索すれば数10社のエコキュート販売業者が一瞬で見つかり、格安で購入できる。凄く便利な世の中だと言えます。ただ便利な世の中だからこそ、注意して欲しいことがあります。それは・・・・【どの”業者”から”いくら”で購入するのか?】
その真意をこちらの記事で解説しています。